ドクショル講演会(第7回)令和元年11月23日ドクショル講演会が、33名の参加者を得て行われました。 ●日 時:令和元年11月23日(土)13:30-14:30 ●場 所:岡山理科大学岡山キャンパスA1号館1階プレゼンテーションルーム ●参加者:33名 講演 ●テーマ:「池田動物園とは」 ●講 師:忠政 智登士 (池田動物園副園長) 副園長の忠政智登士氏より、池田動物園の創成期の沿革が語られました。 岡山藩第16代当主池田隆政氏が昭和23年春、現在の林原美術館中庭辺りに池田牧場を開設しました。 昭和28年2月14日池田産業動物園を開園。結婚10周年であり、岡山国体が開催された昭和37年に家畜は他に移して、池田動物園としてスタートしました。動物輸入業者からの一時預かりなどして、動物が増えていたりしたこともあります。そのころは全国からお客様が来たものです。 ●質疑応答● Q)岡山にパンダがきたことがあったと思いますが、その時のことを教えて欲しい。 A)瀬戸大橋が開通した年に中国から短期契約でパンダを借りたことがありました。岡山にいたのは3ヶ月。その後函館で展示され白浜動物園に移っていったと思います。函館には餌となる笹がなく、岡山から送った覚えがあります。最近では短期の貸出はなくなり、長期(10年)でないと貸してくれなくなったようです。また、その頃中国からレッサーパンダを連れてきたり、金糸猿を借りてきたこともあります。 Q)餌代はどれくらいかかるのですか。 A)池田動物園では104点の動物がいますが、月5万円程度かかっています。象がいればもう1万円くらいかかります。意外に思われるかもしれませんが、肉食獣は1回食べると2~3日は食事をしないので、それほど餌代はかかりません。果物や野菜は気候によって値段が上下するので天候次第で餌代が増えることもあります。 ![]() |