岡山県大学図書館協議会平成17年度第1回研修会報告書


開催日時平成17年11月28日(月) 14:00~17:00
会  場岡山大学附属図書館AV演習室
日  程 13:30 ~ 14:00 受付
14:00 ~ 14:05  開会挨拶 (岡山大学学術情報部長)
14:05 ~ 15:00 第1部 他大学図書館オリエンテーション等についての実態 (岡山大学附属図書館参考調査係)
15:00 ~ 15:15  意見交換
15:45 ~ 16:45 第2部 接遇マナー講習(株式会社キャリアプランニング)
16:45 ~ 17:00  質疑応答
参 加 者26名

 個人情報保護法の施行により、この報告書における個人名が記載されている部分については、削除した形で公開しております。

第1部 他大学図書館オリエンテーション等についての実態

 岡山大学附属図書館で毎年4月から7月にかけて行われている
新入生向けオリエンテーションについて、使用するパワーポイントを
実際に見ながら報告を受けた。また、同大で実施している文献探索・
入手支援ガイダンス、データベース等講習会についても報告された。

意見交換)他大学図書館オリエンテーション等についての実態

1)事例報告の質問
配付資料の利用案内(岡大生向け)は、新入生オリエンテーションガイダンス時に配付するのか
・オリエンテーションガイダンス時に配布する。
・図書館に置いておき、自由に持ち帰れるようにもしてある。
大学全体のオリエンテーション時に、冊子体の利用案内は配付するのか
・印刷経費がなく、編集の手間もかかるし、細かな変更に対応出来ないので、配っていない。配布資料の利用案内のみ。
・キャンパスブックの中の図書館部分(利用案内と内容が重複している)に掲載されているもので対応している。
・利用案内で配付しているものが最新版。

2)アンケート資料への質問
アンケートで実習を取り入れている2大学について、実習形式とはどういうふうにしているのか ・プロジェクターは使用していない。検索方法をプリントしたものを渡し、それをもとにOPACを説明し、タイトル等実習問題を検索させ、書架へ本を取りに行かせている。
・OPAC9台を利用して、操作方法を説明した後、30分程度学生に自由に検索させている。
ツアー形式でおこなっているところは、開館時間内に行っているのか ・開館時間に行っていたが、騒がしいので、来年度から方法を変更する予定。オリエンテーションの要望があった時、学科別に行うようにし、館内の様子はプロジェクターを用い、OPACを操作させるようにしたい。
・閉館時に行っている図書館もある。
・オリエンテーション日程内に2年生の先輩が連れてくる。2年生は大学にきていないから、特に開館していても困らない。
・ツアーで部屋を出るとき静かにするようにしつこくいう。階段を歩くと響くが開館しているので静かにしてねということで、逆に聞いてくれる。閉館時より開館時の方がよく聞くので開館中に行うのも悪いことではない。

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第2部 接遇マナー講習

 コミュニケーションの中身は、言葉が7%、声が38%、表情が
55%であるとのメラビアンの法則についての説明に始まり、電話
の基本マナー10か条など対応の要点についての講義につづき、実
際に電話器での対応方法を実習し録音を聞いて確認した。

質疑応答)接遇マナーについて

1)質疑応答
内線電話に「図書館です」と出ているが、名前を名乗るべきだという意見もある。名乗るべきか?また課名(係名)はどうか。 ・現在のトレンドは、外線・内線を問わず名前まで言うことである。 内線は、係名と名前も言った方がいい。外線が窓口経由でかかって来た場合も同様。最初と最後は名前を言うべきである。
外線で長い社名などをもう一度聞き質す場合は、どのように聞けばいいか。 ・例「恐れ入りますが、もう一度大学名とお名前をお願いいたします」
聞くのは2回くらいまでで、それでもよく聞き取れなかった時は、名指し人に「私は○○と伺ったのですが、よく聞き取れませんでした」と言って、取り次ぐ。電話の後、「先ほどは失礼いたしました。どちら様からでしたでしょうか。」と確認しておけば、今度かかって来た時正確に言える。
今日の電話応対のマナーは、相手がどのようなイメージを受けるのを目的としたものか。 ・「華道」「茶道」など日本古来の「道」と名の付くものは、形から入っていくものだが、心も自然にそれに伴っていくものである。形から整える+心というものが、サービス(接遇)である。私も今日のようなマナー講習には、柔らかい色のスーツを着て、学生の就職セミナーにはダークなスーツを着るなど、気を付けている。外観・態度などに気を付けるプレゼンスマネージメントは大変重要なことである

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